【ドラッカーのこぼれ話】
ドラッカーは方法論を示しただけでなく、考え方でも経営者たちに大きく貢献した。なかでも、「適切な質問を抱くように」は、きわめて重要だ。
『エクセレント・カンパニー』の著者トム・ピーターズは、「ドラッカーが登場するまで、マネジメントという学問領域はなかった」と言った。
トム・ピーターズは、「『エクセレント・カンパニー』に書いたすべての事柄が、『現代の経営』のどこかに書かれている」とも言っている。
『ビジョナリー・カンパニー』の著者ジム・コリンズは、ドラッカーを「マネジメントの礎を築いた最大の功労者」と称えている。
ドラッカーは、一つの分野の論文や著者だけではなく、すべての論文や著者で世の中に貢献した。
その正しさを実際に多くの経営者たちが実践で証明している。
マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツは、「誰の著書に親しみましたか」と質問され、「もちろん、ドラッカーです」と答えている。