自社に適した市場が生態的ニッチ市場
前々回とその前の「生態的ニッチ(生息場所)」で説明したように、生物の世界では、大きなニッチ(生息に適した場所)と小さなニッチがあるだけです。
ウォルマートの創業者、サム・ウォルトンは小さなニッチ市場でNo.1になり、その数を増やしていけば(マルチプルニッチ)、大きなニッチのNO.1企業(マルチプルニッチャー)になれると信じていたのでしょう。
私は、サム・ウォルトンの言葉をもじって「他社より高く売るには、すべてを小さく考えよ」としています。
中小企業の皆さんに非競争の経営環境で、ドラッカーが述べたように「優雅な経営」をして頂きたいからです。
『小さな会社は「ドラッカー戦略」で戦わずに生き残る』(藤屋伸二著)より