生態的ニッチ戦略

生態的ニッチ戦略で高収益事業へのに転換方法を学べます。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【ニッチ先生の見聞思】品質での細分化の限界

◆品質では独自化はおろか、差別化もできない。 貴社にできたことは他社にもできる。 「より良い商品やサービス」を出しても、すぐに他社がマネをして、「貴社の商品より質が良い」と宣伝する。 しかし、ブランドはマネできない。 ブランド化できれば、理想的…

ニッチ先生の見聞思 諸行無常

■ 原油国の憂鬱 1973年、石油輸出国機構(OPEC)が、原油価格を1バレル(約159リットル)あたり3.01ドルから5.12ドルへ、さらに1974年には11.65ドルに引き上げました。 これにより、エネルギーを石油に頼っていた先進諸国は石油危機に陥りました。一方、産…

【ニッチ先生の見聞思】No.1効果

◆対象にするお客様に発信するメッセージを受け止めてもらうには、何らかの分野でNo.1になることです。 No.1効果は絶大です。 たとえば、マーケティングに優れたアマゾンは、No.1を多くつくるために、ジャンルを細分化して、それらの分野で本や商品でNo.1を多…

ニッチ先生の見聞思 一点突破、全面展開

■成果をあげる方法 ドラッカーによると、仕事ができない人は、何にでも少しずつ手を出すそうです。 そのうえ、それぞれに要する時間を少なめに見積もります。 しかし、ほとんどの仕事は、順調にいくことはありません。 一つの仕事が予定時間をオーバーすると…

ニッチ先生の見聞思 傍目八目

傍目八目(おかめ はちもく)とは、「人の碁をわきから見ていると、打っている人より八目も先まで手が読めるということから、第三者は当事者よりも情勢が客観的によく判断できる」という意味です。 本文は下記のサイトでどうぞ! #ニッチ戦略セミナー #経営…

ニッチ先生の見聞思 経営者の勉強に卒業はない

■ 仕事としての勉強に卒業はない経営塾やセミナーなど、評判が良い社会人向けの勉強機関には、面白い傾向があります。「もう、あなたは勉強しなくてもよいでしょう」というような業績をあげている会社や経営者ほど、継続して勉強を続けています。だからこそ…

【ニッチ先生の見聞思】お山の大将になる

◆お山の大将でも、「大将」になったほうがいいです。 まず、小さなお山の大将になります。 そして、その山を目立たないように、少しずつ大きくして行きます。 そうすれば理想的な粗利益率を確保しながら、売上げを伸ばしていけます。 それでは最初に戻って、…

ニッチ先生の見聞思 社長から経営者へ

◆社長と経営者は似て非なるもの 法律的には、届け出れば誰でも社長になれます。 しかし、経営者には自動的になれるわけではありません。 また、経営者になったからといって既得権で経営者をずっと続けられるわけでもありません。 会社を存続されるためには、…

ニッチ先生の見聞思 ミスの発生を防ぐ

◆「声出し確認」と「指差し確認」 ミスの発生を防ぐ方法には、大きくわけて「現場レベルの防止策」と「会社レベルの防止策」があります。 現場レベルの防止策として有効なのが「声出し確認」と「指差し確認」です。 下記の数値は「声出し確認」と「指差し確…

ニッチ先生の見聞思 常に負けは必然である

◆なるべくしてなる減収減益 これを経営に置き換えると、「まぐれ(偶然)で儲かることはあっても、まぐれで損をすることはない」となります。 たとえば、儲かっていることで気が緩み、市場ニーズや顧客ニーズの変化、競合の動きへの注意を怠ったりしていると…

ニッチ先生の見聞思 捨てる勇気を持つために

◆ペルソナ設定の意義を再考 中小企業の経営は、「どれだけ素晴らしいアイデア、すばらしい顧客層を捨てられるか」で、業績が決まってきます。 そうです。 捨てることで業績が良くなります。 ヒト・モノ・カネ・時間にかぎりがある中小企業が、すべてのアイデ…

ニッチ先生の見聞思 独自性を創り出す源泉

独自化や差別化のためにブランディングするときは、「何かへのこだわり」が源泉になります。 こだわればこだわるほど、専門家・スペシャリスト・職人芸の世界に入っていきます。 それが量産できない、粗利益率が高い【こだわりの商品・サービス】になります…

【ニッチ先生の見聞思】オンリーワン、ニッチトップになろう

たとえば、世界一高い山はエベレスト、日本で一番高い山は富士山、世界の三大瀑布(ナイヤガラの滝、イグアスの滝、ビクトリアの滝)は覚えてもらえますが、それ以外は覚えてもらえません。 「鶏口となるも牛後となるなかれ」です。 そのためにも、「どのよ…

粗利益率をアップするオンラインセミナーのご案内

◆独自性・卓説性に見合った粗利益率ですか? ポーターの『競争戦略』に5フォース(同業他社、新規参入者、代替品、仕入先、販売先からの圧力)というのがあります。 会社は、これらの圧力により、価格競争、商品やサービスの陳腐化、仕入条件の悪化、販売条…

【ニッチ先生の見聞思】メッセージを発信する

人は見たいモノしか見ないし聞きません。 たとえば、人は「美味しい」と思って食べたものをおいしいと感じます。つまり、人は舌と目と鼻で味わうとともに、心でも味わっているのです。 だとすると、どのようなメッセージ(訴えかける)を発信べきでしょうか…

【ニッチ先生の見聞思】ポジショニング

ポジショニング(特徴・違いを打ち出すこと)は、自社商品やサービスの強み・弱みだけでなく、競合する商品やサービスの強み・弱みを比較検討しなければなりません。 なお、対象とするライバルは地場企業ではなく、誰もが知っている業界トップ企業にすること…

ニッチ先生の見聞思 孝蔵は我にあり

◆行動責任は自分にあるが批判は他人の自由 行蔵(こうぞう)は我に存す。毀誉(きよ)は他人の主張。我に寄らず我に関せずと存候(ぞんじそうろう)=勝海舟= これは、福沢諭吉が 忠臣は二君に仕(つか)えず、という教えがある。旧幕臣で徳川家に恩を受け…

ニッチ先生の見聞思 自社を適性評価する方法

◆過大評価と過小評価 「物事を実際よりも高く見積もったり評価したりすること」が過大評価で、「物事を実際よりも低く見積もったり評価したりすること」が過小評価です。 どちらも、適正に評価できていないという点では共通しています。 本文は、下記のサイ…

ニッチ先生の見聞思 一隅を照らす存在でありたい

■ 初めての比叡山 延暦寺 過日、3年ぶりに京都に行きました。幾度となく行った京都ですが、延暦寺は初めて(比叡山は2度目)でした。その延暦寺で見つけたのが、「一隅を照らす」という最澄(日本天台宗の開祖)の言葉です。 この一文は、ずいぶん前(若い…

ニッチ先生の見聞思:経営者の仕事していますか?

◆どちらが神様? 過日、興味深いバカ話を聞きました。 犬は、えさをもらい、家を与えてくれるのだから、人間は神様に違いないと思っているらしい。 猫は、なにもしない自分にえさと家をくれるのだから、自分は神様に違いないと思っているらしい。 面白い話で…

【ニッチ先生の見聞思】コミュニケーションの手段が変わる?

情報社会では、対象にするお客様たちとのコミュニケーション以上に重要なものはありません。 市場やお客様とのコミュニケーションはビジネスの第一歩です。コミュニケーションがうまくいけば、ビジネスは大体うまくいきます。 反対に、コミュニケーションが…

粗利益重視の経営 競争環境からの脱出法

生活面で家(巣)を持つのが普通であれば、「事業面でも、普通に安心・安全で占有できる市場を持ちましょう」というのが【生態的ニッチ戦略】の考え方です。生態的ニッチを確保することをポジショニングと言います。 本文は、下記のサイトでどうぞ! #ニッチ…

【ニッチ先生の見聞思】情報発信について

情報社会では、情報量よりも、中長期にわたって対象にするお客様たちから認知してもらうためのポジショニング(違い、特徴を打ち出すことで、他との違いを認識してもらうようにすること)をするほうが重要です。 その理由は、メディア、商品やサービス、広告…

粗利益重視の経営 こだわりが粗利益の源泉になる

■ こだわりが独自化・差別化を生み出す源泉になる 「こだわり」が、商品やサービスの特徴を生み出します。ですから、「こだわり」と聞くと、真っ先に、「商品やサービスへのこだわり」が頭に浮かんできます。 しかし、その前にも「こだわらなければならない…

ニッチ先生の見聞思 LINE公式アカウントへのご感想

開設したLINE公式アカウントに、ご登録して頂いた方から、下記のようなご感想を頂きました。 LINE公式、良いですね!プッシュ通知で届いて、サクッと開いてぱっと読める文字量、私はこれくらいがちょうどいいです。世の中の顧客リストがメルマガからLINE公式…

既存商品を売れる商品に変える方法

◆リポジショニング 「粗利益率がとれない」「売上げが伸びない」のは、ポジショニング(他社との違い、特徴)ができていないからです。 特徴がないから売れないし、売れても粗利益率が低いと考えましょう。 また、ポジショニングできていたとしても、粗利益…

粗利益率重視の経営 存在感のある会社になる方法

■貴社は、どのような会社として認識されているか? まず、次の質問に答えてみてください。 ◆質問1 特徴がある会社として認識されているか?その他大勢の会社として認識されているか?そう答えた理由は? ◆質問2 パートナー企業として認識されているか?下…

ニッチ先生のLINE公式アカウント

新聞・雑誌・本・ネットニュースなどから発信された情報を、中小企業・零細企業・フリーランスの方々を対象に、【理想的な粗利益率を確保する】ための経営情報に転換してお届けします。 また、戦略・マーケティング・イノベーション・生産性にかかわる情報も…

ニッチ先生の見聞思 志

志を持つことは、若い人の特権のように思っていましたが、60歳を過ぎて、はじめて志に年齢は関係ないことがわかってきました。 ドラッカーの本には、85歳になってもなお、理想を追い続けた作曲家ベルディの事例が出てきます。 何よりも、ドラッカーご自身が8…

ニッチ先生の見聞思:大きく叩けば大きく響く

■ 西郷隆盛に対する坂本龍馬の評価 幕末の志士、坂本龍馬が西郷隆盛と初めて面談したときの感想を、師であった勝海舟に報告しました。それが、次の文章です。 「西郷というやつは、わからぬやつでした。釣り鐘に例えると、小さく叩けば小さく響き、大きく叩…