生態的ニッチ戦略

生態的ニッチ戦略で高収益事業へのに転換方法を学べます。

ドラッカーのコンサルティング術

ドラッカーコンサルティングに臨むときに心がけていたことは、「経験にとらわれず、白紙の状態で問題や課題に向き合う」ということでした。

門外漢(その分野を専門としない人)であるドラッカーが、すごくシンプルで本質的な質問をしただけで、多くの場合、コンサルティング先の企業に大きな恩恵を及ぼしました。

(もっとも、本質は常にシンプルなのですが。。。)

なぜなら、社内の人々は一般に、問題との距離が近すぎるので全体が見えないうえに、過去の経験に頼るため、誤った判断をしがちだからです。

しかし、門外漢であるドラッカーは、業界の常識や社内の人たちが当たり前として見落とした点に疑問視し、それを掘り下げようしていました。

ドラッカーには、前提を疑うことの重要性がわかっていたからです。

そのための秘策などありませんでした。

「適切な問いかけをする」、ただその一点でした。