時間管理のための自問自答
ドラッカーは、「当社は何をして忙しいか。何をするために忙しくすべきか」という自問自答を重視しました。
時間は、ヒト・モノ・カネに次ぐ第4の資源です。
時間の有効活用が、生産性を向上させます。
たとえば、時間を基準にコストを分析する(活動基準原価管理)と、本当のコストが見えてきます。
それは、設備費・施設費・人件費などの固定費は、稼働してもしなくても発生するからです。
つまり、資源に意義ある稼働をさせることが、生産性向上にもっとも貢献するのです。
したがって、時間が本当の生産性を決定すると考えると、浪費や生産性が低い活動に注ぎ込むヒト・モノ・カネを削減することができるようになります。
「考えることが経営者の仕事の本質」というドラッカーの言葉が、ここでも生きてきます。