販売とマーケティングの違い
販売は売り手のニーズに重点が置かれ、マーケティングは買い手のニーズに重点が置かれています。
販売は売り手のニーズが中心ですが、マーケティングは商品を創造し、販売し、最終的に使用・消費してもらうことによって、顧客ニーズを満足させようとするアイデアが中心です。
マーケティングが売ろうとするのは、商品やサービスだけではありません。
それがどのような形で、いつ、どのような状況下で、どのような取引条件により、どのように顧客に提供されるのか、ということも含めて、トータル的に売ろうとします。
もっとも重要なことは、企業が売ろうとするものが、売り手によって決まるのではなくて、買い手によって決まるという点です。
売り手は買い手からの誘導によって動くのであり、売り手のマーケティング努力の成果が商品になるのであって、決してその逆ではありません。