売上よりも利益の確保を優先する
ドラッカーは、『創造する経営者』でこんなことを述べています。
市場シェアの優位は、利益をもたらさずにコストをもたらしがちである。市場シェアの大きな企業は、あらゆる領域において、事業を行おうとする。
しかし、あらゆる領域において卓越した活動を行うことができる企業など存在しない。
むしろ小さな特化した企業だけが、時として、自らのあらゆる製品とサービス、あらゆる市場と最終用途、あらゆる顧客と流通チャネルに関して、リーダーシップを握ることができる。
これは、「売上よりも独自化や差別化を優先しなさい」ということ。
売上にこだわると、利益が出ない取引にも応じるようになる。値引き販売はその典型です。
「何のための売上か」を考えると、やはり利益の確保を優先すべきですよね!